Sugary☆Days

毎日の記録

最終兵器彼女を読んだ。<2020年9月20日日曜日>

12時頃起床。昨日の夜に最終兵器彼女の愛蔵版の第二集を読んで、面白かったので今日第三集と四集も買って読みました。漫画を買っても放置してることが結構あります。よくわかんないけど読む気が起きないんですよね。しばらく経って、ある時ふと再び本棚から取り出して手にとって。それで一気に読むということが多いです。

で。最終兵器彼女ですけれども、とても!面白かった。こうやって少ない巻数でまとめて出してくれるのはとてもありがたいですね。少し前の漫画って、読むのも割と大変じゃないですか?まあ、電子書籍がありますけれども、あまりすかんのです。物質主義(?)の亡霊ですね。本題のサイカノですが、ゾッとするシーンがいくつかあって、すごいなぁと思いました。漫画を読んでいてゾッとすることはなかなかないです。あと、手書きのセリフが味がある。若干メタい。ちせちゃんが「前回までのシリアスモードはどこへ…」みたいなこといってるのが面白かった。読者にとっても、描いてる人にとっても、息抜きみたいなもんでしょうか。シリアスにしすぎた照れ隠しも感じますが、どうなんでしょう。

それと言葉が丁寧に選ばれていてすごい。あとがきにネームを描くとき、キャラクターの感覚へ潜り込むというようなことが書かれていました。確かにセリフの独白やセリフが、それを体験している人その人がリアルタイムで思っていることのような感じがする。だから白々しくないし、読んでいてふっと我に返されることもない。ちょっとした違和感が、作品全体をダメにすることってあります。いや、偉そうですけれども。ダメというか、しらけちゃうんですよね。最近はそういうことが多くて、まぁ、仕方ないよな、くらいに思っていたのですが。うーん。やっぱり、全然違うなぁと思いました。ちゃんと創作をしたことがないのでわからないのですが、多分それってとても難しいことなんでしょうね。しらける言葉選びが怠慢によって生じるとは思わないです。

高橋しん先生の真摯な作品づくりへの姿勢を感じました。他の作品も読んでみようかなぁ。

2020年9月20日日曜日24時20分